2021年 F1 第4戦 スペインGP 決勝

レッドブルマックス・フェルスタッペンが2番グリッドから抜群のスタートでトップを奪い、第2スティントも先行したが、メルセデスルイス・ハミルトンが2ストッパーに変更、後手に回ったフェルスタッペンはステイアウトするしかなく、終盤にコース上で逆転、今シーズン3勝目。

アルファタウリの角田裕毅は序盤に燃圧トラブルでリタイア。

  1. ルイス・ハミルトンメルセデス
  2. マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ)
  3. バルテリ・ボッタスメルセデス

DNF. 角田裕毅

いやあ、負けちゃった。やっぱり強いわ。ディフェンディングチャンピオン。4戦3勝、2位1回だからね。先に連勝した方がチャンピオンだと思ってたので、ガッカリ感が半端ない。川井ちゃんの言うとおり(私はフジテレビNEXT派)、全てを完璧にこなさないと勝てない相手。

イモラ、アルガルベ、そしてこのカタロニアで W12 の方が速かったってことは、現状、RB16B の戦闘力が劣っているのは確実。つまり、全てを完璧にこなした上で、更に戦闘力不足を補う必要がある。至難の業だ。松田さんはまだ何戦も残ってるって言ってたけど、マシンの戦闘力に加え、ペレスの援護が期待できないとなると、これはもう奇跡を待つしかないのでは。

でも実際は、去年みたいにコテンパンじゃない分だけ、悔しくてモヤモヤするのよね…

中団トップは、フェラーリシャルル・ルクレール。予選から終始上位2チームに食い下がり、スタートではルイスに引っ掛かったボッタスの前に出て見せた。サインツも7位に入ったが、マクラーレンもリカルド6位、ノリス8位と、大崩れはしていない。プレシーズンテスト前の予想通りの展開になっている。今週末は、フェラーリが少しタイヤに優しかったのかな。マクラーレンだけじゃなく、アルピーヌもアストンマーティンも2ストッパーにして尚、苦しんでいた。でもタウリのガスリーは良かったね。最後、オコンとの差に見入ってたから、Driver of the Day の投票ができなかったよ。

さてそのアルファタウリ。角田はスタートで出遅れたけど、DRS が有効になったらすぐミックを抜いて、無難な走りをしていた。燃圧のトラブルとのことで残念だけど、決勝はまあ、あんなものでしょう。それよりも以前に心配した、プッツンしてしまう癖が重症。ミスだけでなく、チーム批判はいただけない。松田さんも言ってたけど、カウンセリングを受けるなりして、早々に立て直さないと、精神面でどんどん追い込まれていくことになる。一方、ガスリーは予選12番手と、5秒ペナルティを跳ね返しての10位入賞。チーム内での評価の差は開くばかりだ。