2022年 F1第15戦 オランダGP決勝

 今週もチャートは別エントリです。いったん寝てから、作ります。

 1ストップ作戦が見事に嵌ったメルセデスの2台に対し、当初のシナリオ通りの2ストップで対抗するレッドブルマックス・フェルスタッペン。オフセットは大きいものの、最後は予想外に機能したハードタイヤでの対決 ―― を期待したのだが、角田裕毅(アルファタウリ)による VSC、バルテリ・ボッタスアルファロメオ)による SC で紛れが生じ、結局はフェルスタッペンが今シーズン10勝目、夏休み前のフランスから続く連勝を4に伸ばした。

  1. マックス・フェルスタッペンレッドブル
  2. ジョージ・ラッセルメルセデス
  3. シャルル・ルクレールフェラーリ

DNF. 角田裕毅(アルファタウリ)

 もしかしたら、メルセデスは今シーズン最後の勝てるチャンスを逃してしまったのかもしれない。それも、自らには非がない不運なかたちで。ハードタイヤでのペースは抜群だったし、最後はグリーン下で決着をつけてもらいたかった。ハミルトンの表彰台脱落は残念だったけど、状況的に仕方なかったと思う。

 レッドブルは、ハードタイヤの評価に時間がかかって意外だったけど、ターゲットをルクレールに固定していたのかもしれない。結果的にメルセデスに勝たれても仕方ないし、1台でも抜ければポイント差を更に広げられて御の字、みたいな。結果的に、ルクレールに反応してタイヤ交換するタイミングで VSC だった、と。だいたい、強いドライバーにはこうやって運も味方しちゃうよね。

 角田は本当にいいレースをしていたと思う。残念なのはスタートだけだった。ポジションは落としたけど、ガスリーの前で留まって、第2スティントの終盤は徐々に引き離した。ミディアムでもハードタイヤのオコンに追いつくことはできなかったけど、予選を含め、今シーズン最もパフォーマンスを発揮できた週末のひとつだろう。これを評価して、どうか契約更改をマルコさん!