2022年 F1第16戦 イタリアGP決勝(チャート付)

 今週はチャートも完成させました。画像はいつも通り、最後にあるのでどうぞ。

 スパに続き大量のペナルティでグリッドがシャッフル。それでも勝ったのは、今週は5グリッド降格だったマックス・フェルスタッペンレッドブル)。5周で2位まで上がると、序盤の VSC でポールからレースをリードしたシャルル・ルクレールフェラーリ)のタイヤ交換を機に先頭に立ち、見事なタイヤマネジメントで完勝。最後の SC がなくとも勝っていたと思われる。これ5連勝、16戦11勝。次戦シンガポールで勝ち、ルクレールが後方に沈めば、タイトルが決まってしまう。

  1. マックス・フェルスタッペンレッドブル
  2. シャルル・ルクレールフェラーリ
  3. ジョージ・ラッセルメルセデス
  1. 角田裕毅(アルファタウリ)
またもフェラーリの戦略に疑問符

 僕はこれまでのフェラーリの戦略について、あれほど叩かれるほどひどくはないと思っていたが、今回の VSC での交換は非常に疑問。ここで交換したのなら、コース上で抜かれるまでは踏みとどまるべきだったと思うし、もしかしたら終盤の SC まで粘れたかもしれない。最悪2位を失っていたかもしれないので、もう少しデータを見てみないと強くは言えないけど、考え方が一貫してないんだよなあ。

素晴らしいデビューを飾ったデ・フリース

 ウィリアムズはエースのアレクサンダー・アルボンが体調不良によって欠場、代役としてニック・デ・フリースをデビューさせる決断をした。来年マクラーレンでデビューするオスカー・ピアストリと共に、F1 で走るところを強く期待されていたルーキーではあるが、まさかウィリアムズのマシンでいきなりポイントを獲るとは誰も思っていなかっただろう。ペナルティで得たグリッドを見事に活かし、実力でもぎ取った9位入賞。おめでとう!

健闘した角田

 角田は特に第1スティント、素晴らしいペースを見せていた。同じく後方スタートとなったルイス・ハミルトンメルセデス)には途中で抜かれてしまったけど、フィールド上で着実に順位を上げていった。ハミルトンと違い、エステバン・オコン(アルピーヌ)を抜く速さはなかったけど、週末を通して、素晴らしいパフォーマンスだったと言える。ハードを履いた第2スティントでもオコンに付いていくことができれば、SC でステイアウトして、しれっとポイントを獲得できたかも?

動かせるチャート

 

操作方法
  • 軸上のマウスホイールで拡大/縮小(ポインタの場所が中心、スマホのピンチもOK)
  • プロットエリアと軸上でドラッグするとパン
  • Top 3, 6, 10 のプリセットは、ctrl を押しながらクリックで反転

画像はここ

2022 イタリアGP ギャップグラフ

2022 イタリアGP ラップタイムチャート