2022年 F1第21戦 サンパウロGPスプリント(チャート付)

 FiA のサイトを覗いたらヒストリーチャートが載ってたのでチャート作成。画像は一番最後ね。

 マックス・フェルスタッペンレッドブル)と、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)のふたりだけがミディアムタイヤ、他は全員ソフトタイヤを選択し、まさかのポール・シッターとなったケビン・マグヌッセン(ハース)を先頭に、特に混乱もないスタートでスプリントレースが始まった。

 予想通りマグヌッセンは後退していくが、予想に反しかなりクリーンに抜かれていく。フェルスタッペンのミディアムが機能せず、ジョージ・ラッセルメルセデス)、カルロス・サインツフェラーリ)、ルイス・ハミルトンメルセデス)に抜かれ、4位まで後退。翌日の決勝ではサインツにグリッド降格が課せられるため、メルセデスが今シーズン初のフロントロウ独占をやってけた。

  1. ジョージ・ラッセルメルセデス
  2. カルロス・サインツフェラーリ
  3. ルイス・ハミルトンメルセデス
  1. 角田裕毅(アルファタウリ)
ミディアムは遅かった

ミディアム勢の対チームメイト比較

 マックス(実線)もチームメイトのチェコ破線)に対して遅れているが、ウィリアムズの2台を見てみると、ミディアムのラティフィ(破線)はアルボン(実線)に対して異様に遅い。マックスは後半、フロントウィングのエンドプレートを失っていたので正しい評価は難しいが、ミディアムはソフトよりもデグラデーションが大きいというのは、土曜日に限っては間違いないと思う。

 ちなみにチェコのデグラデーションは、ルクレールよりも大きかった。直近のライバルに対して旗色が悪いが、前にメルセデスが2台いるはずなので、ポイントの痛手は緩和されるだろう。

ルクレールも悪くない

メルセデスフェラーリの比較

 サインツも悪くないが、最後はラジオでタイヤが終わったと言っていた。それに対し、ルクレールの安定したペースは目を引く。フェラーリも十分に戦えるのではないか。とは言え、ルイスのソフトはまだまだ残っていたように感じるのも不気味だ。メルセデスはソフト-ミディアムの1ストップで今季初勝利を狙うだろう。

角田はピットスタートの方が有利

2台のアルファタウリ

 角田(破線)はガスリー(実線)に対し、0.5秒程度遅い。ただ角田の方が、デグラデーションは少ないようだ。序盤のペースの上がり方から、タイヤに熱が入れられていないのだろう。予選で苦戦するのもうなずける。書いてる時点でピットスタートが決まっているけど、これを改善するようなセットアップに変更できれば期待できる。

 ただし、アルピーヌは本来前にいるはずだし、アルファロメオとハースもレースペースは上だと思われるので、ガスリーの入賞も厳しいだろう。

動かせるチャート

 

操作方法(スマホでも動きますが使いにくいよ)
  • 軸上のマウスホイールで拡大/縮小(ポインタの場所が中心、スマホのピンチもOK)
  • プロットエリアと軸上でドラッグするとパン
  • Top 3, 6, 10 のプリセットは、ctrl を押しながらクリックで反転

画像はここ

2022 サンパウロGPスプリント ギャップグラフ

2022 サンパウロGPスプリント ラップタイムチャート