レース後そのままチャートを作るところまでやったんだけど、一気に眠気が来て、落ちてしまいました。画像は一番最後にあります。
Q1 敗退すら経験したメルセデスが、遂に今季初優勝。土曜のスプリントから強さを発揮していたが、決勝でもライバルとの力関係は変わらず、1-2フィニッシュを飾った。優勝したジョージ・ラッセルは、キャリア初優勝。ルイス・ハミルトンは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)との接触で8位まで後退したものの、そこから挽回しての2位。
- 角田裕毅(アルファタウリ)
- Fastest Lap:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
- Driver of the Day:ルイス・ハミルトン(投票せず)
メルセデス、準満点でコンストラクターズ2位に望み
スプリントの結果で予想できた通りの展開となった。なので、決勝のチャートから読み取れることがあまりない...。マックスは早々に脱落してしまったので何とも言えないけど、フェラーリが案外悪くなくて、チェコがフェラーリより遅いのも、スプリントのままだった。大興奮のレースだったけれど、スプリントがなければもっと予想困難で楽しめたはず。僕はやっぱり、スプリントは不要だと思うし、年間6戦なんて勘弁して欲しい。
メルセデスは、決勝で1-2フィニッシュとファステストで満点、土曜のスプリントでハミルトンが3位だったから、取りこぼしはここでの1点のみ。レッドブルの不振でフェラーリが続く結果になったけど、最大限の追い上げをしたと言える。最終戦を前にフェラーリとの差は19ポイント。決して楽な差ではなく、優勝争いが必須だけれど、レッドブルがフェラーリより早ければ十分に可能性はある。楽しみだ。
レッドブルに禍根?
マックスがチームオーダーを頑なに拒否していたが、今回ばかりは、同情してくれる関係者は父親だけかもしれない。どう考えても、チェコの献身とチームの信頼に対し、2ポイントは軽すぎる。チーム内でどのような話し合いがあったのか、経緯を含め明かされることはないだろうけど、応援している僕ですら引いてしまった。
ルイスとの接触にしても、昨年までの無謀な突っ込みが復活したようだ。今年は精神的な成長が見受けられたと思えたけど、それは楽勝で余裕があっただけで、接近戦となると何も変わっていないのかもしれない。
来シーズンも一緒に戦うのだから、この週末が悪影響となることは間違いない。メルセデスが強さを取り戻して来たのに、身内に敵を作ってどうするの。確かにまだ若いから成熟していけばいいとは思うんだけど、2度の世界王者としては、ちょっといただけなかった。
マクラーレン自滅
アルピーヌが内輪揉めしているのを横目に、スプリントでのマクラーレンはやるべきことをキッチリこなした感があった。しかし決勝では、リカルドがメキシコに続いて失態をやらかし、ノリスには致命的なマシントラブルが出た。アロンソが相応しいポジションを取り戻し、オコンも入賞して、その差は19点。2位表彰台でも18点だよ。現実的に、コンストラクターズ4位、5位は決まってしまった。
角田の不運と、そのカラクリ検証
セーフティーカーピリオドで、ラップダウンを回復するリストから漏れた角田。どうやら、規約でそうなっていたようだが、そんな不運など問題にならないほど遅かった。ガスリーの順位からも分かる通り、今週のアルファタウリは、ウィリアムズより少し速い程度だったと思う。最終戦はどうかな。ここまで悪いとは思えないけど、アストンもアルファもハースも、ここへ来てタウリを置き去りにしてしまった感がある。
さて、角田がアンラップを許されなかった状況を確認してみよう。SC が入ったのは、先頭のラッセルが55周目に入る直前、54周目だ。スポーティングレギュレーションの第55条13項には、以下のように記されているようだ。
セーフティカー導入後、第1セーフティーカーラインを2回目に越えたラップ最後のコントロールラインを超えた時に周回遅れとなっていたマシンに限られる
で、FiA のサイトからダウンロードできるデータを確認してみると、確かに2回目を越えたラップでは、ラッセルと同一周回となっている。
いや、これは、単に不運としか言えないね。FIA も改善に向けて動いているようだし、仕方がないんじゃないかな。日本グランプリのフルポイント付与と同じで、規約を文言通りに解釈したらこうなっちゃう訳だからね。チームが問題とすべきは、ウィリアムズと同じ位置を走るほど遅かったってことだ。
Our 113th Grand Prix winner... GEORGE!! 🖤#BrazilGP #F1 pic.twitter.com/1xcXwwsaqd
— Formula 1 (@F1) 2022年11月13日
動かせるチャート
操作方法(スマホでも動きますが使いにくいよ)
- 軸上のマウスホイールで拡大/縮小(ポインタの場所が中心、スマホのピンチもOK)
- プロットエリアと軸上でドラッグするとパン
- Top 3, 6, 10 のプリセットは、ctrl を押しながらクリックで反転
画像はここ