はあ、長かった。今年は途中からチャートも描き始めたから、余計に2時間必要になったし。でも今年も完走! オフのうちに効率化しておきたいな。チャート画像は一番最後です。
注目が集まったドライバーズランキング2位争いは、1ストッパーのシャルル・ルクレール(フェラーリ)が、2ストッパーのセルジオ・ペレス(レッドブル)の追い上げを1.3秒退けて、決着。レースの1位、2位、3位が、チャンピオンシップの順位と同じだった。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は悠々と逃げ切って、1シーズン史上最多の15勝。レッドブルは22戦17勝、勝率77.3%という驚異的なシーズンとなった。
- 角田裕毅(アルファタウリ)
- Fastest Lap:ランド・ノリス(マクラーレン)
- Driver of the Day:セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
動かせるチャート
操作方法(スマホでも動きますが使いにくいよ)
- 軸上のマウスホイールで拡大/縮小(ポインタの場所が中心、スマホのピンチもOK)
- プロットエリアと軸上でドラッグするとパン
- Top 3, 6, 10 のプリセットは、ctrl を押しながらクリックで反転
フェラーリの意地を見た
結果的に、ルクレールに飛んだラジオ「ペレスの逆をやれ」によって、勝負あった。
ルクレールのラップタイムを見ると、第2スティントは殆どデグが無い。対するチェコも同じか、寧ろ後半は思うように差を縮められていない。このハードタイヤの挙動をフェラーリが予測できていたとしたら、今回は完全にフェラーリの勝ちだろう。チェコの2ストップも失敗したからと言って責められるものでもないし、本人がコメントしている通り、第2スティントが振るわなかったことが敗因だよね。
とは言え、ルクレールがマックスには歯が立たなかったことは確かで、シーズンオフに大いに巻き返して欲しい。マッティアも、来年の開発をしてるからメルセデスに追いつかれるのは当然、みたいなこと言ったんだから、期待しましょう。
アストンの戦略は本当に悔やまれるもの?
ルクレールとは違い、ベッテルは1ストップで間違いなく損をしたと思われたんだけど、チャートを見てみると、やっぱり第1スティントだよね。ただ、心理的にオコンの逆をやりたくなるのは仕方ないし、タイヤ交換するならクリーンなところに出したいと考えてしまうのも理解はできる。
スタートから争っていたオコンとラップタイムを比較すると、問題は第1スティントをずるずる引っ張ったからだと分かる。オコンは14周目に交換後、みるみる差を縮め、セブが交換する25周目までに追いついてしまった(黄色の部分)。結果論では、オコンと同じタイミングで入るべきとなるが、追いかけているオコンが先に入ったら、逆のことをやってしまうのは仕方がないだろう。で、ここから負の連鎖。もう崖と言えるくらいラップタイムは落ちているので、トラックポジションに拘って後手に回っているうちに、1ストップになってしまったんじゃないかな。オコンと同時に入ってたら、前の周に交換したランスの前に戻れて、2ストップで走れて、リカルドの前に出れたはず。
ルイスとボノの心理も似たようなものだと思うよ。僕はセブの持ちタイヤを把握できてないから、ちゃんと解説者の見解を聞いてみたい。
頑張った角田、ポイント獲得の可能性はあった?
そもそも、ハードとミディアムを1セットずつしか残さなかった時点でポイント獲得は捨てたようなものと思えたが、チャートで検証してみた。
結果として、悪くなかったと思えてきた。ほぼ、アルボンに対するカバーで入っていたのはチームのコメント通りだが、最終スティントの距離から逆算してタイヤ交換して、上手くコース上で順位を取り返せたとしたら、結果は変わったかも。少なくとも最後にミディアムが残ってたとしても、大勢に影響はなかったと思う。そして、角田がいい粘りの走りをしたのも良く分かる。寧ろ、ガスリーと同じくソフトでスタートし、ミディアム、ソフトと繋いで粘ったら面白かったかも?
#F1DriverOfTheDay
— Formula 1 (@F1) 2022年11月20日
It could only be Seb 😍#AbuDhabiGP @salesforce pic.twitter.com/096vfVdDAa
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