2024年 F1第4戦 日本GP決勝

  1周目の赤旗中断後、いつも通り独走したマックス・フェルスタッペンがポール・トゥ・ウィンとファステストラップのハットトリックを達成。前戦リタイアの留飲を下げた。セルジオ・ペレスも2位に入り、レッドブルは今季3度目の1-2。角田裕毅(RB)が5強の一角を崩して10位に入り、母国グランプリで初ポイントを獲得した。

 グラフの画像ファイルは一番最後にあります。

  1. マックス・フェルスタッペンレッドブル
  2. セルジオ・ペレスレッドブル
  3. カルロス・サインツフェラーリ
  1. 角田裕毅(RB)
動かせるグラフ

 

操作方法(スマホでも動きますが使いにくいよ)
  • 軸上のマウスホイールで拡大/縮小(ポインタの場所が中心、スマホのピンチもOK)
  • プロットエリアと軸上でドラッグするとパン
  • Top 3, 6, 10 のプリセットは、ctrl を押しながらクリックで反転
RB角田裕毅、母国グランプリ初入賞!

 まずは、これに尽きます。興奮して Driver of the Day の投票を忘れてしまった。

L22 5台同時ピットイン

 リアルタイムで X にもポストしたけど、実況席が盛り上がり、直後のラジオでも角田本人が称賛していたピットストップだが、停止時間が表示されなくとも、超速のタイヤ交換ではなかったことは明らかで、個人的には見てて冷や冷やものだった。結局、後ろの二人が前の三人を抜いてるのだが、ザウバーはハード的に問題を抱えているので仕方ないとすると、ハースとウィリアムズが失敗したってことかな。ガレージの位置的に、ウイリアムズは待つしかなかったのかもしれないが。

 つまり、一番の功労者はドライバー本人だと思う。大きなペース差があったとは言え、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)とニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)をコース上で攻略(しかも逆バンクでカッコ良く!)したこと、そしてハルクを抜いた後にペースを維持し、48周目からラストスパート、51周目に自己ベストを出したタイヤマネジメントは、素晴らしいの一言。前戦は7位だったけど、前が落ちたことによるもの。今回はランス・ストロールアストンマーティン)を食っての10位だから、より価値のあるポイントだ。おめでとう!

過酷なトラックで浮き彫りになった勢力図

トップ9 のギャップ

 第3スティントはマックスもクルージングしていただろうから、第2スティントに注目すると、やはりフェルスタッペンだけは別次元(黄円)。チェコフェラーリ2台が互角で、フェルナンド・アロンソアストンマーティン)はかなり遅い(緑円)。マクラーレンは常に誰かを追いかけていたので判断が難しいものの、メルセデスより上位で終えられたのは運が良かったとも言える。そのメルセデスは、第2、第3スティントはフェラーリに次ぐペースを見せていたが、第1スティントが遅すぎた。これは単なるタイヤの選択ミスなのか、日差しがあって路面温度が上昇するコンディションを苦手にしているのか、今後は注目。

 つまり現時点の戦闘力はレッドブルフェラーリメルセデスマクラーレンアストンマーティンの順で、メルセデスは暑さが苦手、マクラーレンはトラックによって変動が大きく、アストンはトップ4に及ばずアロンソの神業頼み。ざっくりこんな感じと思って、さあ、上海!

画像はここ

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