2022年 F1第18戦 日本GP決勝(チャート付)

 中断時の録画を楽しみながら、チャートも作成。画像はいつも通り一番最後。周回遅れのないレースは、今シーズン初めてじゃないかな? ローリングスタート時を SC とするか迷ったけど、公式アプリが平常時だったので合わせた。

 インターミディエイトでのスタンディングスタート後、オープニングラップのマッチャンでカルロス・サインツフェラーリがクラッシュ、アレックス・アルボンのウィリアムズもヘアピンの立ち上がりで故障、SC 後、赤旗中断。雨脚も強まり、そのまま長い待機時間に。

  1. マックス・フェルスタッペンレッドブル
  2. セルジオ・ペレスレッドブル
  3. シャルル・ルクレールフェラーリ
  1. 角田裕毅
先が見えない中断のあと、鈴鹿でチャンピオン

 雨雲レーダーを見ても回復の見込みは感じられず、現地では帰る人も出始めるなか、午後4時15分にセーフティカー先導で再スタート。潜在的にインターミディエイトのコンディションでウェット指定でスタートしたため、インターへの切り替えタイミングと、タイムアウトまでインターで走り切るかという判断で、いくつかの順位変動があった。

 ポール・ポジションからスタートのマックス・フェルスタッペンレッドブル)は、2位のシャルル・ルクレールフェラーリ)に対して強いペースを発揮、実質的に20周ちょっとのレースで30秒近くの差を付けて圧勝。チームメイトのセルジオ・ペレスも終盤にルクレールを激しく攻め立て、ファイナルラップシケインルクレールが直進、5秒ペナルティが課され、2位と3位が入れ替わった。3年ぶりのホンダの母国グランプリで、レッドブルが今季5回目の1-2フィニッシュを飾った。

 チェッカー後、誰も確信できない雰囲気の中、イベントはチャンピオン確定で進んでいく。結局はこれが正しかったようだで、理由はレース中断後、再開不可のまま終了ではなく、制限時間に到達しつつもチェッカーが振られての終了のため、ポイントの減算は適用されないとのことだ。規約の不備とも思えない解釈だが、今年の場合は、確定が時間の問題だっただけに、規約の文言変更程度で済むだろう。

即インターで走り切るのが最善

 セーフティカーが入ったのと同時にインターミディエイトに交換したセバスチャン・ベッテルアストンマーティン)とニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)がいくつかの順位を得た。ベッテル鈴鹿ラストラン、ラティフィは今季初ポイントということで、フルポイント付与で良かったね。

 逆に、我慢しきれずにタイヤ交換してしまった周冠宇(アルファロメオ)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、ランス・ストロールアストンマーティン)、角田裕毅(アルファタウリ)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は、辛うじてアロンソが元の順位を取り返している程度で、目論見通りにはいかなかった。ただルクレールの状況などから、失着とも言い切れないだろう。アロンソは、せめて最速ラップを取りたかったよね。

頑張った角田

 角田は13位という結果に終わったけど、先の通り、最後のタイヤ交換は失敗とも言えないし、初の母国レースを見事に走り切ったと言えるだろう。もしベッテルと同じような戦略を取ることが出来ていれば入賞できていただけに残念だけど、これをチームに要求できるような巧者ぶりを求めるのは、厳しすぎるというもの。

やり返したアルピーヌ

 まあ、実力的には土曜日からやり返してた訳だが、今週末のアルピーヌは、予選の結果を決勝の結果に繋げ、エステバン・オコンが4位、アロンソが7位に入り、ランド・ノリスが10位に入っただけのマクラーレンに対し、コンストラクターズ4位争いでリードを取り返した。アロンソがファステストラップを取れずに点睛を欠いたが、どこでも速く、今後も完走さえできれば、マクラーレンには負けないだろう。ただ信頼性は一朝一夕とはいかないし、PU のペナルティも懸念されるので、依然として楽しみではある。

 結局、アルピーヌは信頼性、マクラーレンダニエル・リカルド次第なんだよな。

最後に

 僕はフジテレビNEXTで観戦なんだけど、塩原さんの最後の締め、ホントに良かった。ベッテルが泣かせてくれたけど、一番ぐっと来たよ。今宮さん、観ててくれたのかな。笑ってくれてたらいいな。終了後の V も良かった。

動かせるチャート(PC かタブレット推奨)

 

操作方法
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2022 鈴鹿 ギャップグラフ

2022 鈴鹿 ラップタイムチャート