2023年 F1第13戦 ベルギーGPスプリント(グラフ付)

悪天候のためディレイ、セーフティ・カー先導でスタートしたスプリントは、全員が強制されたウェットタイヤを早く換えたい状況で開始。スタックを敢行するチームは皆無で、1周に1台ずつのタイヤ交換を実施。それでもアンダーカットは機能して、トップを含めた数台の順位が変動。

その後はフェルナンド・アロンソアストンマーティン)の事故処理のため再び SC が入り、6周目からレース再開。実質的に残り6周がレースディスタンスとなった。角田裕毅(アルファタウリ)はこの再開直前にスピン、最後尾に脱落した。

  1. マックス・フェルスタッペンレッドブル
  2. ランド・ノリス(マクラーレン
  3. ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
  1. 角田裕毅(アルファタウリ)
動かせるグラフ

 

操作方法(スマホでも動きますが使いにくいよ)
  • 軸上のマウスホイールで拡大/縮小(ポインタの場所が中心、スマホのピンチもOK)
  • プロットエリアと軸上でドラッグするとパン
  • Top 3, 6, 10 のプリセットは、ctrl を押しながらクリックで反転
多少の紛れもマックスには無関係、でもチームメイトは...

 目下8連勝中のマックス・フェルスタッペンレッドブル)は隙を見せなかった。1周目に入るより、多少のアンダーカットは許しても2周目に入る方がリスクが少ないと判断し、失ったポジションをコース上で取り返した。

 一方、チームメイトのセルジオ・ペレスは、ルイス・ハミルトンメルセデス)と競り合った際に横っ腹に穴を空けられてリタイア。確かにハミルトンにペナルティが出たけれど、前のピエール・ガスリー(アルピーヌ)をスパッと抜いておけば、この結果にはならなかったはず。引き続き、流れは取り戻せていない。

マクラーレンの真価は日曜日に

 マクラーレンの躍進と、オスカー・ピアストリが傑出したルーキーであることは確定しているので、今更、真価は言い過ぎかもしれないが、今回も2番目に速いマシンだとは言い難い状況ではあった。少なくともメルセデスマクラーレンより速かったと思われるし、スプリントに限っては、カルロス・サインツフェラーリ)も悪くなかった。

 ランド・ノリス(マクラーレン)も、シャルル・ルクレールフェラーリ)を追い立てる程ではなかったし、3戦連続表彰台は簡単ではないだろう。

後は決勝の様相が少しネタバレされたかたち

 角田裕毅(アルファタウリ)は低速走行時にスピン(低速走行時だから?)を喫し、ちょっと恥ずかしい最後尾追走となったが、着実に周冠宇(アルファロメオ)との差を詰めていき、ペース自体はテールエンダーではないところを見せた。が、視界の開けた単独走行だっただけに、鵜呑みはできない。

 後は、先にも書いたけど、レースペースはレッドブルメルセデスフェラーリが良くて、マクラーレンは4番目かもしれない。その後ろにアルピーヌ、アストンマーティンがいて、次にウィリアムズかアルファタウリかってくらいか。角田の入賞は非常に難しいだろう。

画像はここ

2023 13 BEL Sprint Gap

2023 13 BEL Sprint Laptime