エミリア・ロマーニャGP 雑感

まず、角田の精神面が心配。

F2 での走りや開幕前のインタビューで、熱くなりやすい性格を本人も課題として自覚していることは分かっていたのだが、まさかこれ程とは。佐藤琢磨よりも質(たち)が悪かったらどうしよう。琢磨もここ数年でやっと、俯瞰してレースや週末を考えられるようになってきたくらいだし。マルコさんはそんな長い目で見てくれないよ。

フリー走行の段階でトラフィックに文句言っても仕方がないし、Q1 で限界ギリギリの走行する必要はないし、ダンプコンディションをドライタイヤで走るならレコードラインは1本になるし、こんなことは、彼なら十分理解しているはずだ。問題は、十分理解しているにもかかわらず、その状況になったらプッツンしてしまうこと。これは困る。非常に困る。

現段階では、常に90%で走りなさい、Q3 でバンカー決めた後なら 95%でもいいよ、ぐらいが適当なのかも。

ボッタスとラッセルの接触について。

咎めなしの裁定は妥当だと思うけど、確か、川井ちゃんはどっちもどっち、米やんはややボッタスに非があるって言ってた気がする。でも 100%ではないとも言ってるので、裁定には同意してるんでしょう。

僕はどちらかと言えば、ラッセルが楽観的過ぎたと思う。どちらかと言えばね。

あの状況では、まだレコードラインはほぼ一本しかない。ボッタスはそのラインに沿って走行しただけ。コースの左が濡れているのは、車載でも確認できる。左側キープしたら逆にラッセルの方へ飛んでっちゃうよ。この見解は、ロス・ブラウンか誰かも言ってた気がする。レコードラインが一本しかない状況で、ラッセルがその外から仕掛けて、ウェットパッチか白線かダート(僕は一瞬、ダートに落ちたように見えてた)に乗ってスピン。スピード差があったら譲るべきなんて紳士協定あるわけないし、楽観は言い過ぎかもしれないけど、回避するにはラッセルが引くしかなかったと思う。

ハミルトンの速さ。

ドライでは完全に、マックスを上回っていた。あと去年もそうだったけど、ズタボロになったインターミディエイトでは凄かった。みるみる差を詰めてきたもんね。次のポルティモアは、バーレーンかイモラかと言われれば、イモラに近いコンディションなのは間違いない。かなり、去年のようになるのではと危機感を感じている。