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角田はマグヌッセンに勝てた
角田は SC 明けからガスリーに引っ掛かっていた。もしガスリーに譲ってもらえてたら、角田はどの辺りにいたのだろうか?
少なくともガスリーより速く走れたことは確かなんだから、ガスリーが目一杯だったとして、ベッテルから0.4~0.6秒落ち、あるいはもう少し良いタイムで走れたと思われる。すると、タイヤ交換した33周目で、マグヌッセンとの差はおよそ10秒弱。これはアンダーカットを仕掛けられても十分に対応できる差であり、後ろに惑わされず、ミディアムがハードより遅くなるか、アルボンに対してウィンドウが開いた時点で入ればよかった。つまり、ベッテルと同じことをすべきだった。ベッテルはマグヌッセンに対し20秒の差をつけて入っている。
ミディアムを使い切ってハードに履き替えれば、アルボンの前には戻れたはずで、マグヌッセンと勝負すれば良かっただけになる。マグヌッセンの前に出られた可能性すらあるかもしれない。マグヌッセンとアルボンのペースには大差ないので、アルボンを抜けたのなら、抜けたはず。
実際はベッテルが絡んできたからもう少し厄介になったかもしれないけど、直近のライバルから2点を奪う、実効4点をチームの戦略ミスで失ったことになる。
角田は最終スティントで履いたハードタイヤを上手く使えなかったと自ら認めているが、周のアルファロメオとアレックスのウィリアムズを抜くのに手間取ったことで、単独で走ったときのペースが分からないことも確かだ。ただし、55周目のタイムをガスリーと比較すると、ガスリーの方が1秒以上速く、また、周とアレックスの攻略も早かったことから、ハードではガスリーの方が速かったと思われる。
これが、チームが角田にポジションキープを伝えた理由だろう。第2スティントで角田を前に出したとしても、最終スティントでまたガスリーが追いついてきて、また元に戻すなら、ガスリーになるべく快適に走らせよう、という理屈である。
だだし、それならそれで、最終スティントでまた順位を返せばいいだけの話。しかも、ガスリーは SC 中の走行で審議中だった。ハースに勝つという目標をしっかり持っていれば、こんな判断はあり得ない。そもそも、こんなことするなら、2台で戦略を分ける意味がないじゃないか。遅い方に合わせてどうする。イタリアチームの「俺たち」が発動したと言わざるをえない。
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