だいぶ遅い振り返りだけど、これやっとかないと、今年の予想がまとまらないので。
結果として、的中率という意味では惨憺たる結果になってしまった。トップ3が変わらなかったのに、すべて外しているセンスの無さと、ウィリアムズを過大評価し、ハースを過小評価してしまったことが敗因だろう。多いな、敗因。でもハースはケビンがいなければタウリに負けてただろうな。
結果
- レッドブル ... 759pts
- フェラーリ ... 554pts
- メルセデス ... 515pts
- ルノー ... 173pts
- マクラーレン ... 159pts
- アルファロメオ ... 55pts
- アストンマーティン ... 55pts
- ハース ... 37pts
- アルファタウリ ... 35pts
- ウィリアムズ ... 8pts
予想はこうでした(2022年3月3日)
- メルセデス ... 93.5pts
- レッドブル ... 89.5pts
- フェラーリ ... 89.5pts
- マクラーレン ... 86.6pts
- ルノー ... 81.5pts
- ウィリアムズ ... 78.5pts
- アストンマーティン ... 78.0pts(的中! って、どうでもええわ...)
- アルファタウリ ... 78.0pts
- アルファロメオ ... 71.0pts
- ハース ... 68.5pts
※こちらのポイントは独自指標
3強はやっぱり、Merc の予想外の不調
3強は3強のままだろうと考えて、その通りだったけど、ぜんぶ不正解。メルセデスの失速は予想外だったし、ニューウェイの魔法はもう解けていると思ってたんだから、当たるわけないよね。
現実的なところでは、'21年を捨てたフェラーリをもう少し信用すべきだったと思うし、パワーユニットも、ホンダに少し辛すぎた。でもホンダはさぁ、もっとリソース減らすと思ってたんだよな。RBPT が運用やメンテナンスをしてたら、当たってたと思う。
ドライバーの評価は良かったかな。ルイスとマックスがトップスコアで、サインツとチェコをトントンにしたのは当たってると思う。
3強に続くルノーとマクラーレンも逆
マクラーレンを高く評価しすぎた。ジェームス・キーなら3強に続くマシンを開発できると思ったし、リカルドが契約解除の憂き目を見るほど不調になることも予想できない。あとは、ルノーのパワーユニットの評価が低かったかもしれないけど、よく壊れてたから、妥当っちゃ妥当な気がしている。
ウィリアムズの迷走は続く
ウィリアムズはねぇ...。アレックスが来たし、まあ、ラティフィの評価はミックとトントンにしたんだけど、それでももう少しまともなマシンを開発してくると期待してたんですが。途中で劣化 W13 から方向転換していたけど、劣化 RB18 になっただけでした。カピートとドゥメゾンも更迭されたし、今年もあまり期待できそうもない。確かにボウルズは有能だと思うし、適任なんだろうけど、そんなすぐ上昇気流に乗れるなら、カピートが乗せてたでしょう。
アストンは開花したのか、これからするのか
ウィリアムズとは違い、アストンマーティンは劣化 F1-75 をグリーンブルに化けさせたことで上昇気流に乗ったように見えた。後半はものすごく安定していたように見えたけど、ランスをある程度尊重してしまう体制が足を引っ張ってしまったと思う。同ポイントまで追い上げただけに、残念だ。
ただし今年はあのフェルナンドである。ランスの我儘を容認なんてもってのほか、気に入らなければ叩き潰しにくるだろう。ランスがどこまでチャンピオン経験者に追従できるか、去年のオコン程度なら、ドライバーに序列をつける必要があるだろう。
自前のギアボックスに足を引っ張られたアルファ
アルファロメオは残念だった。せっかく、最低重量に収まるマシンを開発したのに、理不尽にそのマージンを奪われ、それでも競争力があった序盤は、ギアボックスのオシレーションに悩まされた。
それでも、バルテリは流石だし、周の安定性は予想以上だった。フレッドが引き抜かれたとは言え、元々安定して素性の良いマシンを作るチーム。自作バーツの信頼性が上がれば、今年は期待が持てる。
大失敗のタウリ
AT03 は、W13 以上の失敗作だった。ここまでダメだとは思わなかったが、兄貴分からのパーツ供給がなければ、この程度のチームなのかもしれない。なんだか今年は飛躍すると豪語してるって記事を読んだ気もするのだが、どうだろうか。
我らが角田裕毅も着実に力をつけてきていたが、ガスリーに対してまだまだ足りない。精神面を改善しないと、頭打ちになってしまいそう。しかも今年は、負けたらクビだろうし、勝っても当たり前と思われるという、非常に苦しい立場。
最も取りこぼしたハース
アロンソの A522 はよく壊れたけど、ハースの二人は、よく壊した。いや、ケビンをそこまで悪く言うのは妥当ではないかも。ただし、ケビンがインテルラゴスのスプリントで見せた堅実さを一貫して発揮し、ミックがもう少し成長していれば、アルファとアストンの争いに加われたはず。人形町で話を聞けた小松さんも、そう言ってたような気がする。
今年はミックを切り捨て、仕事人のヒュルクを採用。予選では上位に食い込む姿が目に浮かぶが、さて、決勝ではどうか。