今週は FIA のデータ更新が早かったので月曜日に完了。画像は一番最後です。今回も1ストップレースなので、あまり見どころはありません。
週末を通して抜けたスピードを示しながらも、予選での不運で 9番グリッドスタートとなったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、先にハードタイヤを履くリバース・ストラテジも功を奏し、ポールからリードしていたチームメイトのセルジオ・ペレスを終盤の48周目に攻略、ファステストラップも記録する完勝で今季3勝目。レッドブルは5戦5勝、内4回の1-2フィニッシュ。序盤のフライアウェイシリーズを支配した。
- 角田裕毅(アルファタウリ)
Fastest Lap:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
Driver of the Day:マックス・フェルスタッペン(投票してない)
動かせるグラフ
操作方法(スマホでも動きますが使いにくいよ)
- 軸上のマウスホイールで拡大/縮小(ポインタの場所が中心、スマホのピンチもOK)
- プロットエリアと軸上でドラッグするとパン
- Top 3, 6, 10 のプリセットは、ctrl を押しながらクリックで反転
マックス完勝、レッドブル圧勝
確かに今シーズンは、マックスに対してチェコが競争力を持っているため、危なげなく1-2を達成するけど、チームのエースはマックスであることが明らかに示された。バクー終了時点で2勝2敗のタイだったにもかかわらずマックスが落ち着いているのは、チェコを敵とは考えていないからだろう。
1周目には5秒あった差が、フィニッシュでは逆に5秒リード。中盤、履歴が20周も違うハードタイヤでチェコとの差をキープし、スティント終盤に引き離したペースは、チーム内の序列を決めるには十分だ。3位のフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)との差は26秒。チェコとアロンソでも20秒以上の差がついており、開幕からの差は変わっていない。ラップタイムからも、如何にマックスが支配的だったのかが分かる。
レースペースに優れていた角田
今シーズン3回目の11位となり、歯がゆい状況が続く角田だが、全台が完走するなか、表彰台に登れる速さのあるマシンを後ろに従えての11位なんだから、前戦と同程度の価値はあると思う。実際、前後で戦ったエステバン・オコン(アルピーヌ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、アレックス・アルボン(ウィリアムズ)とペースを比べてみても、見劣りしていないし、特にスティント終盤のペースがこの中では優秀で、タイヤマネジメントの良さが読み取れる。第1スティントでアレックスに引っ掛かってなければ、ポイント獲得も可能だったんじゃないかな。
逆に、スタート直後や、タイヤ交換直後のペースは遅く、こちらはハースが特に速い。兄貴分のフェラーリと同じ特性なんだろう。ストレートラインも、開幕直後の圧倒的な遅さから、少し遅い程度になったものの、弱点は弱点。直線番長のウィリアムズに前を行かれると、手も足も出なくなる。この辺りが、次のイモラで投入されるアップデートで改善されると良いのだが。
予選でチームメイトに負けちゃったのはちょっと残念。デ・フリースの実力に疑いの余地はないし、バクーのフリー走行から速さを見せ始めていたので、そろそろやられるかなとは思っていたけど。振るわない予選でのセットアップ変更が、決勝でのレースペースを見越したものなら構わないのだが、話を聞いているとそうでもなさそうだ。今週も、タイヤ戦略が反対だったらどうなったか分からないし、今は評価が上がってるんだから、もう1段階、ステップアップして、チームメイトに対しては圧倒的になって欲しい!
ブーイングにはガッカリ
テレビで観てた限りは聞こえなかったけど、フェルスタッペンにはブーイングがあったようだ。雰囲気を楽しむファンや、オーガナイザーの演出はアメリカ的で嫌いじゃないけど、こういうところは、ガッカリだね。ま、ザントフォールトやシルバーストンでも起こるくらいだから、この国だけじゃないのは分かるけど。
VERSTAPPEN WIIIIINS!
He makes it two out of two in Miami, from ninth on the grid!#MiamiGP #F1 @Max33Verstappen pic.twitter.com/9mWj2uqKE3
画像はここ