はい、既に次戦イギリスGP の FP3 が終わったところです。画像は一番最後にありますのでどうぞ。
序盤の VSC で多少の混乱があると思ったが、先頭のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だけは盤石。落ち着いて理論上最速の戦略を採り、コース上でシャルル・ルクレール(フェラーリ)を抜き返して優勝。独走の1位が更にプランF でダメを押した。後方はトラックリミット違反によるペナルティ祭りで、チェッカー後のペナルティ適用で順位も変動。世界選手権にしては呆れる中身となった。
- 角田裕毅(アルファタウリ)
- Fastest Lap:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
- Driver of the Day:ランド・ノリス(マクラーレン)
動かせるグラフ
操作方法(スマホでも動きますが使いにくいよ)
- 軸上のマウスホイールで拡大/縮小(ポインタの場所が中心、スマホのピンチもOK)
- プロットエリアと軸上でドラッグするとパン
- Top 3, 6, 10 のプリセットは、ctrl を押しながらクリックで反転
圧倒的なフェルスタッペン
最後にファステストラップを狙ったことに関しては賛否両論だろうけど、今の彼らにとっては25ポイントの勝ちすら、薄れていっているのだろう。更に、ペレスも復調の兆しを見せたのも大きい。フェルスタッペン一人でコンストラクターズタイトルも取れている状態とは言え、それもペレスがポイントを奪っているからだからね。
ギャップグラフを見ても、前が開けた時のペレスは、ルクレールよりも確実に速い。終盤、5週に渡りカルロス・サインツ(フェラーリ)を追い続け、攻略した時にはタイヤが残っていなかったか。ルクレールと同じようなペースになっていた。
フェラーリは安心できない
昨年のルクレールは、今年のフェルスタッペンのような盤石の強さを発揮したことを忘れてはいけない。ここは、相性のいいサーキットなのだ。次のシルバーストンも、フェルスタッペンに不運があったとは言え、サインツが初優勝を飾った地。フェラーリの現状は、ハンガリーとベルギーで判断しないとね。
角田はいいとこなし
マシンに戦闘力がないのだから仕方のないことなんだけど、良いところのない週末だった。元々、コメントでも簡単にはいかないようなことを言ってたので、その通りになっただけ。決勝での接触は残念だったね。リスクを取りたい気持ちは分かるけど、かと言って、スタートだけがチャンスなわけじゃない。無傷で生き残ってさえいれば、生まれてくるものもある。接触したエステバン・オコンに非は無いし、ターン1をあれだけタイトに立ち上がると、ターン2から3でどうなっていたか分からない。僕は、仕方ないの一言で片付けるには勿体なさ過ぎたと感じた。大事なのはここから何を学ぶかなので、次に期待しよう。
乱れ飛んだペナルティ
ルールはルールなので、スチュワードは職務を遂行しただけだと思う。その意味では、カナダでノリスに課せられたペナルティの方が問題視されるべきだ。問題がトラックにあることは明らかで、これから対策も取られるんだろうけど、逆に今のままにして、ディレクターズノートで例外的に、ターン9と10の限界を白線ではなく縁石にするのもいいと思う。どうせ越えたかどうかは目で見て判断してるんだし、これが最も安価じゃない?
BREAKING: Eight drivers receive post-race penalties for track limit infringements during the race
— Formula 1 (@F1) 2023年7月2日
The top 10 results change, although the podium remains unaffected #AustrianGP #F1 pic.twitter.com/scwtaQG96q
画像はここ