2023年 F1第12戦 ハンガリーGP決勝(グラフ付)

今週からダニエル・リカルド(アルファタウリ)が復帰。グラフ、ちゃんと動くかな。画像はいつも通り、一番最後です。

1,000分の3秒差でポール・ポジションを逃したマックス・フェルスタッペンレッドブル)、この抜きにくいトラックで連勝が止まるのではと危惧(期待)されたが、抜群の蹴り出してターン1を制すると、そのまま圧巻の全周ラップリードで逃げ切り。2位には今週もランド・ノリス(マクラーレン)が入り、名門復活を決定づけた。3位はセルジオ・ペレスレッドブル)、これで自信を取り戻してくれるといいね。

  1. マックス・フェルスタッペンレッドブル
  2. ランド・ノリス(マクラーレン
  3. セルジオ・ペレスレッドブル
  1. 角田裕毅(アルファタウリ)
動かせるグラフ

 

操作方法(スマホでも動きますが使いにくいよ)
  • 軸上のマウスホイールで拡大/縮小(ポインタの場所が中心、スマホのピンチもOK)
  • プロットエリアと軸上でドラッグするとパン
  • Top 3, 6, 10 のプリセットは、ctrl を押しながらクリックで反転
名門復活でチャンピオンの座は更に安泰

 ATA によって紛れの生じた予選だったが、最後のポール争いは関係なかったと思う。フェルスタッペン、ハミルトン、ノリスの最速3台が最後のアタックに賭ける、いい予選だった。1,000分の3秒差でもぎ取ったハミルトンの走りは、年齢を一切感じさせないものだった。

 で、内側がダスティ、かつ抜きにくいトラックってことで、優勝争いにも紛れが生じるかと期待されたが、蓋を開けてみれば、フェルスタッペンが全周ラップリードで逃げ切り、2位に今シーズン最大の33秒差をつけ、ファステストラップも攫っていった。

 直近2レース、マクラーレンが速くなったことによって、選手権2位、3位、4位のメルセデスアストンマーティンフェラーリのポイントを奪っている。対してレッドブルは連勝を続けており、独走には拍車がかかった状態。今週、ペレスが表彰台に戻ってきたのも大きい。次なる敵は、スパ・ウェザーである。

2番目に速かったのはメルセデス

トップ6のギャップ

 トップ6のギャップを見ると、一時的にしろフェルスタッペンと同じペースを刻めたのはペレスのみ(青矢印)、そして2番目に速かったのがメルセデス W14 だったことも明らか(グレーの矢印)。

 ペースに差があり、前に追いついたとしても、他のマシンの後ろを走ると抜けないどころか、タイヤも痛めてしまうのが今回のレースだった。ペレスはノリスに迫った後で後退しているし、ルイス・ハミルトンメルセデス)は終盤、ペレスを抜き切れなかった。ジョージ・ラッセルメルセデス)も単独ならハミルトンとほぼ同じペースだけど、集団に入ったら駄目だったもんね。後方2秒くらいに近づいたら、悪影響を受けていたのではあるまいか。

 それ以外に分かるのは、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)のペースダウンは54周目あたりから。コメントでは縁石でフロアを痛めたってことだけど、確かにそれがなかったら、追いついてきたハミルトンを何周かブロックしてタイヤを使わせて、4位を守り切れたかもしれない。それ以外で分かるのは、フェルスタッペンがホント、異次元に速いことか...

ダニエル・リカルドは流石だった

 アルファタウリは今回も振るわなかったが、ダニエル・リカルドが予選、決勝共に角田裕毅より好成績を収めたことで、スパ以降も注目されることになるだろう。

 レース中、40周近くの履歴を持つミディアムタイヤで自己ベストを更新したリカルドの走りは流石。トロロッソ在籍時、タイヤの管理についてエンジニアの評価が抜群だった実力は健在だと思えた。ここは、角田も学ぶべきポイントだろう。

 とは言え、角田が悪くなかったわけではない。リカルドは序盤のアクシデントにより、単独走行優先の思い切ったストラテジを採ることが可能になった。確かにユーズドのミディアムで40周を走り切ったのは流石だが、アクシデントが無かったら周囲に合わせた戦略を採る必要があり、結局は同じような順位になっていただろう。アストンでさえ、9位、10位なんだから、今の戦闘力ではポイントは望むべくもない。

 角田は1回目のタイヤ交換に手間取って、カバーに行ったアレックス・アルボン(ウィリアムズ)の後ろに戻ったことから、ボタンの掛け違えが始まった。第2スティントは確たる意味もなくセーフティ・カー待ちのスティントとなり、順位を落とした。チームのメカニックと戦略がしっかりしていれば、11位のアルボンと同じような位置をキープできたはず。

ウィリアムズ、800戦おめでとう

 忘れてた。

画像はここ

2023 12 HUN Gap

2023 12 HUN Laptime