デフとは? フェルスタッペンはこれで勝利を失ったのか?

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マックス・フェルスタッペンバーレーングランプリでルイス・ハミルトンを 0.4秒近く上回ってポールポジションを獲得したが、レースではそのイギリス人に敗れた。メルセデスは巧みな戦略でハミルトンをフェルスタッペンの前に出したが、レッドブルのドライバーはレース中、デフの問題でペースを失っていたとも語った。今週の Tech Tuesday では、マーク・ヒューズがデフとは何か、そしてその問題がフェルスタッペンの勝つチャンスをどのように損なったのかを明確にする。

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アルファロメオは個性的な C41 で、どのようにして大きなゲインを得たのか?

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アルファロメオは、バーレーングランプリで有望なシーズンのスタートを切った。Mark Hughes が、Giorgio Piola のイラストと共に、彼らが冬の間にマシンに施した独特な変更について解説する。

彼らはチャンピオンシップポイントを手にすることができなかったが、C41 は安定して Q2 に進み、Q3 に残る潜在能力を示した。これは、ハースとウィリアムズに続いて予選の平均順位が悪かった昨年をはるかに上回っている。

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メルセデスとアストンマーティンが“波打ち”フロアを採用した理由は?

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バーレーンのプレシーズンテストにおいて、メルセデスは秘密にしていた W12 の新しいフロアを表に出した。アストンマーティンも、同じく“波打ち”効果を同様の位置に導入している。このフロアはどう機能するのか? また、これら2チームがこのデザインを採用した理由は? 今週の Tech Tuesday では、Giorgio Piola のイラスト共に、Mark Hughes が掘り下げる。

メルセデス W12 とアストンマーティン DBR21 の両方に囁かれるパフォーマンスに関する疑問には、シーズンが開幕する今週末のバーレーンで答えが出される。

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2021年のルール変更でアドバンテージはレッドブルに移ったのか?

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バーレーンのテストでは大きな疑問が生まれた。レッドブル・ホンダ RB16B は、メルセデス W12 よりも本当に速いのだろうか。最終日、フェルスタッペンは先頭に立ち、ハミルトンはその後方4番手、リアの不安定さに不満を漏らしていた。今年最初の Tech Tuesday では、Mark Huges が Giorgio Piola のイラストと共に、2021年グリッド上位の技術競争を一覧する。

今年のカットバックフロアのレギュレーションが、序列をミックスするのに関与しているのは明らかだ。メルセデスは目下、今月末のバーレーングランプリでの2021年シーズン開幕へ向け、問題の理解と解決に全力で取り組んでいる。

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2021年 F1開幕戦 バーレーンGP

チェッカーフラッグまで大興奮、でも後味は、ほろ苦。

  1.  ルイス・ハミルトンメルセデス
  2.  マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ)
  3.  バルテリ・ボッタスメルセデス
  1.  角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

現役最強、ディフェンディングチャンピオンの壁は厚かった。あと、やっぱりメルセデスは気温が下がると強い。イモラではもっと手ごわいはず。去年と違って毎戦惜しい惜しいと言いながら、初勝利は結局第8戦、ということも考えられる。結局は、チェコがマックスの近くに居られるかどうか。去年と同じだ。

開発競争はここからだし、メルセデスはマシンの安定性が課題、レッドブルはマックスが訴えた違和感と、チェコが見まわれたシャットダウンが不気味。両者とも万全ではない。

フェラーリが復活しつつあり、マクラーレンが速いのは予想通り。結局、11番手以降で、前のソフトスタートを捕まえられたのは、チェコだけ。

角田はスタートとリスタートで順位を落としたけど、よく頑張ったと思う。ガスリーは残念だったね。ちょっと意地を張り過ぎたかな。当面の相手は、アストンマーチンとアルピーヌっぽい。

開幕直前予想

 直前の予想はプレシーズンテスト前。今回は、開幕直前。

  1. メルセデス
  2. レッドブル
  3. マクラーレン
  4. フェラーリ
  5. アストンマーチン
  6. アルファタウリ
  7. ルノー
  8. アルファロメオ
  9. ウィリアムズ
  10. ハース

 メルセデスは別に三味線弾いてるわけではないと思うけど、辻褄は合わせてくると思う。開幕戦はともかく、シーズンを通して考えると、チャンピオン候補の筆頭。

それに続くのがレッドブルだという下馬評にも、概ね同意。ただし、マクラーレンがもう少しいいと思う。ペレスは予選で脅かされるのではないか。特に RB16B に適応しきれていない序盤、あるいはリカルドが MCL35M を手の内に納めたら、大きな脅威となるだろう。

 フェラーリの評価が低いのも頷けるが、何しろ周辺のチームとはシーズン中の開発力が違う。何れはミッドフィールド上位に来るはず。少なくとも、アストンマーチンに負けるとは思えない。

 アルファタウリのライバルは、希望込みでアストンマーチンかな。僕は今のベッテルをあまり評価していないので、角田が力を発揮し始めれば、総合力で上回れると期待する。角田は開幕戦のどこかのセッションで光るところを見せられればいい。それで開幕5戦以内、できれば3戦以内で、予選でガスリーの前に出られれば、将来が明るいぞ。

 ルノーはホント、どこら辺にいるのか分からない。中団であることは間違いないのだが、去年負けてたマクラーレンアストンマーチンに追いついているとは思えないので、下手するとタウリにやられる。PU のカスタマーがいないので、難しいトラブルが出たらアウトだし。

 ハースは予想通りだったけど、ウィリアムズはもう少し開発してくると思ってた。ハースと違って勝てる力のあるラッセルを擁しているのだから、まだ来年のことだけを考えるには早いでしょ。アルファロメオも昨年はキミに乗ってもらうには残念な競争力だったけど、今年は少し良くなってそうで、ウィリアムズには負けないと思う。でもルノーには及ばないかな。

2021年 F1 コンストラクターズ順位予想

 去年のフェラーリの不調は、どう考えても予想できなかったよなあ。

 今年はこう出ました、どん。

  1. メルセデス … 96.0pts
  2. レッドブル … 93.0pts
  3. フェラーリ … 87.0pts
  4. マクラーレン … 85.0pts
  5. アルピーヌ … 80.0pts
  6. アストンマーチン … 79.5pts
  7. ウィリアムズ … 76.5pts
  8. アルファタウリ … 74.0pts
  9. アルファロメオ … 73.5pts
  10. ハース … 62.0pts

 メルセデスが最強なのは変わりようがないでしょう。それでも近年、ボッタスには付け入る隙が生まれてきているように思えるし、チェコが期待通りのパフォーマンスを示し、ホンダが奇跡的な改善を遂げたら、ワンチャンある。

 ミッドフィールドはフェラーリとした。マクラーレンが後塵を拝する理由は何も無いんだけど、やっぱりワークスってところと、シャルル・ルクレールの強さという2点で、フェラーリ。出来る限りのことをしてきた感のある新車も好印象。

 アルピーヌとアストンマーチンは、先の2チームには少し及ばないと評価。両チームともドライバーラインナップが今一つ。ルノーは PU のカスタマー不在で、信頼性問題が出た途端に窮地に追い込まれるリスクを秘めている。アロンソはどうなんだろうなあ。好きなドライバーなので、ワクワクさせて欲しいのだが。

 その後ろ、自分でもビックリなのだが、アルファタウリの前にウィリアムズが来てしまった。これはラッセルの評価と角田の評価の差。僕は通常、ルーキーにはあまりポイントを与えないので、もし角田がガスリーを脅かすような存在になれば、ルノーアストンマーチンと競えるかもしれない。対してラッセルには、既に優勝しているくらいの評価を与えた。で、そのすぐ後ろにザウバー

 ハースがテールエンダー。残念ながら、ドライバーが弱すぎる。開発も来年に注力しているし、去年よりも厳しい、チーム史上最悪の成績になるだろう。