ポーパシングの少ないレッドブル RB18 の技巧的なアンダーフロア

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 マーク・ヒューズが、アゼルバイジャンでポーパシングを抑えたと考えられるレッドブルのアンダーフロアは、どのように設計されているのかを確認する。技術イラストはジョルジョ・ピオラの提供。

 バクーでは、いくつかのチームが未だにポーパシングに悩まされていることが明らかになるなか、優勝したレッドブルがこの現象のために妥協を強いられる様子がないのは印象的で、これはシーズン開幕当初から続いている。

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2022年 F1第8戦 アゼルバイジャンGP決勝チャート

 戦略的には単純な展開だったから、チャートで新たに発見できるようなことはないかな。画像は最後に貼ってあるからどうぞ。

  • ジョージ・ラッセルの安定性がもの凄い
  • 角田はやっぱり、惜しかった
  • リバースストラテジは機能していない
  • こっそりファステストを狙ってたマックス
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2022年 F1第8戦 アゼルバイジャンGP 決勝

 最速のマシンを持っているにもかかわらず、フェラーリの悪夢は終わらない。まずカルロス・サインツがメカニカル・トラブルでマシンを止める。その VSC でタイヤ交換したシャルル・ルクレールがトップを取り返したものの、パワーユニット(恐らくターボ)にトラブルが発生、ピットに戻りそのままリタイア。チームはまさかのノーポイント。更にその後、フェラーリパワーユニットには次々とトラブルが発生した。

 ライバルの自滅に助けられたレッドブルは、余裕の1-2フィニッシュ。マックス・フェルスタッペンが今季5勝目、2位のセルジオ・ペレスもランキングでルクレールを抜き、コンストラクターズではフェラーリに80ポイントもの大差をつけた。

  1. マックス・フェルスタッペンレッドブル
  2. セルジオ・ペレスレッドブル
  3. ジョージ・ラッセルメルセデス
  1. 角田裕毅(アルファタウリ)
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ウィングのさじ加減 ― フェラーリ、レッドブル、メルセデスがバクーで迫られる重要な選択

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 フェラーリレッドブル、そしてメルセデスが、アゼルバイジャングランプリで直面するセットアップのジレンマと、今週末の戦力分布が、予想されているほど単純なものではない理由を、マーク・ヒューズが解説する。

 バクーは、相反する空力特性が要求されるという点で、独特なトラックである。カスピ海の海岸線に沿って走る“ストレート”(全開で抜けるカーブを含む)は 2km に及び、薄いウィングでラップタイムを稼ぐことができる。

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メルセデスにとってタフなモナコになった理由は? 次の期待はシルバーストンか?

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 メルセデスはスペインで見せたペースをモナコでは再現できずに終わった。マーク・ヒューズがその理由を解説し、今後、シルバーアローが差を縮めてくるのはどのグランプリなのかを語る。

 好調なバルセロナの後、モナコでは精彩を欠いたメルセデス W13 について、ルイス・ハミルトンはこう話している。「ある程度は予想していたよ。前のレースでは、低速(区間)が良いとは言えなかった。決勝は OK でも、一発ではだめだった。だからここは厳しいと考えてたんだ。しかもバンプが原因で予想よりも悪くなった。低速、中速、高速、あらゆる所でバウンドがひどくて、すごく難しかったよ」

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2022年 F1第7戦 モナコGP 決勝チャート2

 遂にインタラクティブなギャップグラフとラップタイムチャートが完成。予想はしてたんだけど、同一記事にふたつのグラフを掲載するのにちょっと苦戦。操作系がふたつになるから、効率的なスクリプトになるよう、id, class, name属性を見直す必要があった。苦戦と言うか、面倒だったんだよね。

 それにモナコがウェットレースになってくれたおかげで、ラップタイムに大きな差があるチャートがどうなるか確かめられたし、ミックのおかげでセーフティカーの表示も煮詰めることができた。ズーム動作にちょっと癖があるんだけど、ライブラリに頼ってんだから仕方がない。ツールチップ含め、当初の目的以上のものができたと思ってる。

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2022年 F1第7戦 モナコGP 決勝チャート

 一番目立つのは、やっぱり最後のスティント開始後のアロンソの遅さ。狙いがあったとしても遅すぎでしょ。コメントに注目したい。 角田は48周目に何かトラブルを抱えたのかもしれない。良くないペースが、更に悪くなっている。

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