2021年 F1第14戦 イタリアGP 決勝

 チャンピオンを争う二人が、タイヤ交換直後のターン1で接触、フェルスタッペンのレッドブルがハミルトンのメルセデスに乗り上げ、双方リタイヤ。白熱するチャンピオン争いは、ここへ来て極まってきた。

 グラベルに嵌った2台の撤去は SC 下にておこなわれ、再開後はルクレールがポジションをキープできず、マクラーレンの 1-2、ペレス、ボッタス、ルクレールサインツの隊列。そして先頭はナント、リカルドのほう。レースはこの隊列のままチェッカーとなったが、チェコルクレールをコース外からパスしたことによる5秒ペナルティで5位に降格。マクラーレンが長き低迷を抜けて、久しぶりの勝利を 1-2 フィニッシュで飾った。

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優勝したダニエル・リカルド
  1. ダニエル・リカルドマクラーレン
  2. ランド・ノリス(マクラーレン
  3. バルテリ・ボッタスメルセデス

DNS. 角田裕毅(アルファタウリ)

 マックスがホールショットを決めてれば、レースは全く違ったものになっただろう。レッドブルがタイヤ交換でヘマしなければ、二人がリタイヤすることはなかっただろう。昨日のスプリント後はマックス楽勝と思いきや、そこはやはり、魔物の棲む森を抱くモンツァ。一筋縄ではいかなかった。1周目のターン4でも当たってたけど、どちらもレーシングインシデントだと思う。1周目はルイスが無理に踏ん張りすぎ、ターン1は、お互い引かなきゃああなっちゃうだろう。

 9年ぶり?に勝利したマクラーレン、勝ったのがリカルドというのも、何とも、F1 の奥深さを物語ってるよね! リカルド、おめでとう。マクラーレン、おめでとう。なんかこんなに嬉しさを感じるとは思ってなかった。

 アルファタウリの2台は、ピットレーンスタートのガスリーがマシンに満足してなくて大丈夫かと思わせてたら、もう1台の角田のマシンがブレーキトラブルか何かでスタートできず。ガスリーもスタート後、早々にマシンをガレージに戻した。今シーズン初の無得点だよね。残念。

 チャンピオン争いは、楽勝できる速さを持っていたルイスが無得点だったんだから、マックスにちょっとだけ有利に働くかな。土曜日に2点取ってるし。