第何戦になるんやろって思ってたけど、FIA のサイトでは第6戦は中止、モナコは第7戦になってました。ドライからウェットに変化したので、ラップタイムはふたつに分けています。最後にあるのでどうぞ。本質的には1ストップレースなので、見どころは少ない。
ポール・ポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が降雨によるコンディション変化に落ち着いて対応し、全周ラップリーダーの圧勝。1-3番グリッドがそのまま1-3位で、結果としてはモナコらしいが、終盤のウェットレースによって、最後まで目が離せないレースとなった。
- マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
- フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
- エステバン・オコン(アルピーヌ)
- 角田裕毅(アルファタウリ)
- Fastest Lap:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
- Driver of the Day:エステバン・オコン(アルピーヌ)
動かせるグラフ
操作方法(スマホでも動きますが使いにくいよ)
- 軸上のマウスホイールで拡大/縮小(ポインタの場所が中心、スマホのピンチもOK)
- プロットエリアと軸上でドラッグするとパン
- Top 3, 6, 10 のプリセットは、ctrl を押しながらクリックで反転
近年稀に見る熱い予選
改めて、水を差すクラッシュの無いモンテカルロの予選の熱さを実感。タイトルとは違うけど、これは言及しておかないと。最後の最後、S2 までの 0.2秒のビハインドを S3 だけでひっくり返したフェルスタッペンのポールラップは鳥肌物だった。ターゲットになったフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)の暫定ポールタイムも簡単なものじゃない。角田裕毅(アルファタウリ)も Q3 に進出してくれたし、今シーズン、これより面白い予選はもうないんじゃないかな。
アロンソが直接インターミディエイトを履いていたら?
接戦にはなっただろうけど、逆転は無理だったと思う。同じミディアムでスタートしていたら或いは?という結論。
アロンソが最初にピットに入ったのは54周目。そこでミディアムを履いてしまい、55周目にインターに履き直している。仮に54周目にインターを履き、55周目に、実際の56周目(インターでの1周目)のラップタイム1分48秒531で帰ってきたとすると、実際の55周目は2分6秒635なので、18秒短縮することになる。55周目のギャップが20秒741なので、53周目に13秒あった差は2秒程度に縮まるものの、フェルスタッペンが前。ピットクルーにとっては十分に緊張が高まるタイヤ交換にはなったと思うけど、レッドブルがこれをしくじる可能性は低かったと思う。
ただ、もし雨が振り始める50周目のギャップ8.9秒をキープできていたら逆転できたことになる。つまり、フェルスタッペンと同じミディアムスタートだったらと考えてしまうけど、これはタラレバが過ぎるね。とは言え、今シーズン、アストンがレッドブルに最も接近した決勝だったことは間違いない。
角田裕毅、奮闘虚しくポイント圏外へ脱落
ドライコンディションでは、角田の走りは素晴らしかった。ノリスと互角のペースを刻みつつ、デ・フリースよりは確実に速いラップを重ね、9位を確保したかに見えた。先に音を上げたノリスが2回のタイヤ交換をしたので尚更だ。
だが、インターミディエイトを履いてから状況は激変。コースアウトを喫してからは更に状況が悪化し、最終的にノリスにすらラップされてしまった。もし角田がブレーキやタイヤ温度のコントロール、特に熱を入れたい時の走りが苦手なのだとしたら、ここを改善する必要がある。バルセロナまでにブレーキに原因が見つかればいいんだけど。
MAX VERSTAPPEN TAKES POLE IN MONACO! 👑
— Formula 1 (@F1) 2023年5月27日
It's his first-ever pole in Monaco, and what a superhuman lap it was to take it 👏
Absolutely stunning, @Max33Verstappen #MonacoGP #F1 pic.twitter.com/ArpgrLv3Y5
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