予想に反して面白かったので、ポイントを挙げておこう。
良かった点
- 火が着いたドライバーが何人かいた
- タイヤ選択が分かれると紛れが起こる
課題として欲しい点
- ポール・ポジションはルイスだと思う
- 名前はスプリントレースでよいのでは
- ソフトタイヤの本数は再検討してほしい
どちらかと言えば良かった点
- 決勝のタイヤ選択が自由
NEXT では金曜日の予選も評価が高かったけど、僕にはこれまでの予選とあまり変わらないと面白さを感じていた。寧ろ、やっぱりポール・ポジションの称号は、ここで一番速かったハミルトンが相応しいと思う。あとスプリント予選というのもしっくり来ず、かといって Qualifying を予選と訳してきた手前、カタカナにするわけにもいかず、開き直ってスプリントレースでもいいんじゃないかと思う。
蹴り出しにしくじったハミルトン、ソフトに賭けたルノー勢、失ったポジションを取り返すのに躍起なサインツとペレス。何人かのドライバーが熱くなったことで、なかなか見所のあるレースになった。僕も行列レースになると思っていたので、レーサーの性質を見誤っていたことになる。スミマセン。
頑張ればソフトで走りきれるコンディションだったことが要因だったのは明らかで、間違いなく実施されるであろう次回でも、この状況になると楽しみが増す。ただそうすると、金曜日の予選で Q3 に進出してしまうとこの戦略が採りにくくなり、少し残念。ボッタスがユーズドでなければ、ハミルトンの前に出ていたかも知れず、戦略を分けたメルセデスのジレンマが見られたかもしれないのに。ソフトタイヤの本数は、再考してもらいたいところ。
決勝のスタートタイヤが上位陣も選べることで、楽になっているという解説が川井ちゃんからあった。元々、硬いコンパウンドで Q2 を抜けてしまう状況が上位陣を楽にしてたんだから、僕はそれで構わないと思ってる。10人という区切りに意味はないわけで、誰にでも公平になるのは大歓迎だ。