いやホント、途中マジで眠かった。グラフの画像はいつも通り一番最後です。
ポール・ポジションからスタートのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は蹴り出しでホイールスピンが多く、2番グリッドのランド・ノリス(マクラーレン)に先行を許してしまう。その後、コース上で順位を取り返し、6連勝で今季8勝目を飾ったが、ノリスを抜くのに手間取り、抜いた後も DRS 圏内に食い下がられるなど、これまでの手のつけられない状態とは少し異なっていた。3位には終盤の SC が有利に働いたルイス・ハミルトン(メルセデス)が入り、逆に不運だったオスカー・ピアストリ(マクラーレン)の初表彰台は、最後にこの天才的なルーキーの手からこぼれ落ちた。
- マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
- ランド・ノリス(マクラーレン)
- ルイス・ハミルトン(メルセデス)
- 角田裕毅(アルファタウリ)
- Fastest Lap:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
- Driver of the Day:ランド・ノリス(マクラーレン)
動かせるグラフ
操作方法(スマホでも動きますが使いにくいよ)
- 軸上のマウスホイールで拡大/縮小(ポインタの場所が中心、スマホのピンチもOK)
- プロットエリアと軸上でドラッグするとパン
- Top 3, 6, 10 のプリセットは、ctrl を押しながらクリックで反転
マクラーレンは復調したのか
復調していないとは言えず、ここ2戦の躍進ぶりは凄いものがあるが、ハンガロリンクでも同じ強さを発揮できるかどうかは怪しい。未だに決勝で2番目に強いのはメルセデスだと思う。メルセデスの2台は、ジョージ・ラッセルがソフトスタートを選んだことと、ルイス・ハミルトンがシャルル・ルクレール(フェラーリ)に押さえられた。このことがマクラーレンの2台に有利に働いて、序盤のギャップを築けたのだと思う。
ハミルトンは前のサインツを抜くことはできなかったものの、前が開くと、フェルスタッペンと同様のペースを発揮している。もう1台のラッセルは、同じくルクレールを抜くことができなかったが、前が開いてもペースが上がっていない。これはソフトタイヤによるものだろう。想像力を働かせると、もしラッセルが他と同じミディアムでスタートして、かつルクレールに蓋をされることがなかったなら、戦前の彼らの予想通り、マクラーレンを攻略していた可能性はある。また、ハミルトンが予選でマクラーレンの後ろにつけていたら、実力で2位になった可能性もある。結局、メルセデスの課題は予選、一発の速さなんだよね。
フェラーリは案外、悪くなかった
サインツには展開が向かなかったし、ルクレールは第1スティントが短かすぎた。機能させられるタイヤと、そうでないタイヤがハッキリしていることと、デグラレーションの大きさが引き続き課題なのはそのままだけど、終盤にフェルスタッペンに匹敵するペースを発揮できていたのは、同じマシンに乗るペレス、マクラーレンの2台とハミルトン、そして、前が開いた時のフェラーリの2台だった。特にサインツの履歴を考えると素晴らしいと思う。他がパフォーマンスを上げてるなかで、一貫性を追求しているんだから、相対的な順位が落ちていくリスクは認識しているだろう。何とか復調して欲しいものだ。
角田は良いところなし
今回も角田、いやアルファタウリには、良いところがなかった。アップグレードのパフォーマンスを引き出せていないようなコメントをしているところだけが、希望だろう。ハンガロリンクは最早、低速コーナーが続くサーキットではなくなっているので、次戦に期待が持てるかどうかは怪しいところだけど、たくさんシミュレータにも乗って、ポイント争いに戻ってきて欲しい!
LANDO TAKES SECOND!
He led the race, he fought hard... and he takes home an awesome second place at his home race! 💪#BritishGP #F1 pic.twitter.com/XWo8WfdYhk
画像はここ