2021年 F1第10戦 イギリスGP スプリント予選

予想に反して面白かったので、ポイントを挙げておこう。

良かった点

  • 火が着いたドライバーが何人かいた
  • タイヤ選択が分かれると紛れが起こる

課題として欲しい点

  • ポール・ポジションはルイスだと思う
  • 名前はスプリントレースでよいのでは
  • ソフトタイヤの本数は再検討してほしい

どちらかと言えば良かった点

  • 決勝のタイヤ選択が自由
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奇抜なリアウィングは、マクラーレンがメルセデスやレッドブルとの争いに加わる助けとなるのか

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 最近のマクラーレンは印象的なゲインを果たしている。オーストリアグランプリにおいて、ランド・ノリスは、レッドブルマックス・フェルスタッペンのポールを脅かし、レースではメルセデスと同程度のペースで走行し、3位に入った。今週の Tech Tuesday では、マーク・ヒューズがジョルジョ・ピオラのイラストと共に、チームが MCL35M から更に速さを引き出している方法を解説する。

 マクラーレンのリアウィングは主翼と比較して大きなフラップを持つため、DRS で得られる効果が非常に大きく、1周に占める DRS ゾーンの比率が異様に高いレッドブルリンクは正に好都合なサーキットで、フリーエアでも DRS が使える予選のパフォーマンスを後押しするとされている。

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オーストリアGPでの5秒ペナルティ

 僕の印象は観戦記にも書いたけど、ノリスのペナルティは不当、ペレスのターン4は取られても仕方ない、ターン6はペナルティが妥当。これは、motosport.com や F1LIFE channel など、一通り情報を見た(読んだ)今でも変わっていない。あとペナルティの内容として、5秒はともかく、ペナルティポイント2点(同じ行為を6回で出場停止)は重いと思ってるけど、この話はいいや。

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オーストリアGP でフェルスタッペンがメルセデスに対し更に前に出る鍵となったふたつのアップグレード

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 マックス・フェルスタッペンが圧倒的だったオーストリアグランプリは、シュタイアーマルクGP 優勝の再現に見えるが、彼のレッドブル RB16B は、先週末とその前の週末とで、明らかに異なるパッケージを備えていた。マーク・ヒューズが、ジョルジョ・ピオラのイラストと共に、レッドブルが 2021年 F1 で最初の3連戦の最終レースを制するために持ち込んだものを解説する。

 レッドブルは、RB16B のかなり積極的な開発計画を推し進めている。ワールドチャンピオンシップでマックス・フェルスタッペンがリードを広げているにもかかわらずだ。彼がオーストリアグランプリで優勝したクルマは、7日前のシュタイアーマルクグランプリを勝ったものとは明らかに異なっている。

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2021年 F1第9戦 オーストリアGP 決勝

 レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、3戦連続のポール・トゥ・ウィン。今週はファステストラップも取ってハットトリックを達成。チームはモナコから5連勝で、ホンダにとっては33年ぶり。2位にはメルセデスバルテリ・ボッタスが今季初、3位には2番グリッドからスタートしたマクラーレンのランド・ノリスが入った。ルイス・ハミルトンは一時は2位を走行したが、マシンにダメージを負ったこともあり、4位に後退。アルファタウリの2台はソフトスタートが機能せず、ガスリー9位、角田12位。角田はピットエントリで2回、同じペナルティを受けた。

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“鮫の歯”ディフューザーでレッドブルが一歩前進、メルセデスよりも大きなゲインを得ている理由は?

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 レッドブルは目下4連勝中で、マーク・ヒューズがジョルジョ・ピオラのイラストと共に、ここ数戦のグランプリではメルセデスよりも優れていた RB16B の開発を一覧する。

 レッドブルは2021年の開発計画を積極的に進めており、シュタイアーマルクグランプリでの2台のクルマの外形から、ライバルのメルセデス W12 に対して RB16B がジワジワと前に出ていることが導かれる。マックス・フェルスタッペンは、予選で0.2秒差をつけてポールを獲得し、レースでは全てにおいてルイス・ハミルトンを圧倒した。

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2021年 F1第8戦 シュタイアーマルクGP 決勝

 レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポール・トゥ・ウィン。完勝だった。2位にはメルセデスルイス・ハミルトン。ふたりのレースだったが、ハミルトンに何かを仕掛けるチャンスは皆無だった。離れた3位争いは、バルテリ・ボッタスメルセデス)がセルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ)の猛追を凌いで前戦の借りを返した。角田裕毅は、予選で不運なペナルティを受けながらも、10位に粘り込んで入賞。

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