2022-01-01から1年間の記事一覧

ミッドフィールドの先頭でスタートしたアルファロメオの設計哲学の変化とは?

出典: www.formula1.c 2022年、アルファロメオはどのようにして C42 をミッドフィールド争いの有力候補としたのか? マーク・ヒューズが、次戦マイアミグランプリに向けランキング5位に位置するこのスイスを拠点としたチームを考察する。 ここ最近のアルフ…

開発競争の幕開け ― イモラで投入されたレッドブルとメルセデスのアップデート

出典: www.formula1.com マーク・ヒューズとジョルジョ・ピオラが、エミリア・ロマーニャGPの週末に、レッドブルとメルセデスがそれぞれのマシンに投入したアップデートを通して、白熱してきたイモラでの開発競争を評価する。 イモラでは、スプリントを前に…

2022年 F1第4戦 エミリア・ロマーニャGP 決勝

グランドスラムにはグランドスラムを。ポール・ポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、インターミディエイトでのスタートとなったレースを危なげなく走り切り、ファステストラップ、全周ラップリードの圧勝。2位にはセルジ…

フェラーリ対レッドブル ― イモラの本命はどっち?

出典: www.formula1.com マーク・ヒューズがフェラーリとレッドブルの戦力を分析、エミリア・ロマーニャ・グランプリの週末で、タイトルを争う2チームのどちらが有利なのかを考察する。 信頼性の問題によって現在のチャンピオンシップポイントには反映され…

ギアボックスレイアウトがポーパシング問題解決の鍵となり得るのか?

出典: www.formula1.com メルセデスは依然としてポーパシング問題に悩まされており、レースで先頭を争うフェラーリとレッドブルに水を開けられている。F1-75 にも、かなり深刻なポーパシングが出ていたにも関わらず、メルセデス W13 はフェラーリより概ね1…

2022年 F1第3戦 オーストラリアGP 決勝

ポール・ポジションからスタートしたフェラーリのシャルル・ルクレールが他を圧倒する走りでポール・トゥ・ウィン。ファステストラップ、全周ラップリーダーの完全勝利を飾り、今シーズンのタイトル最有力候補の座を確実にした。 開幕3戦2勝のルクレール シ…

ギャップグラフを作ってみた

F1

前のラップタイムチャートに続き、ギャップグラフを作ってみた。案外、美しい。 やっぱり面倒だったけど、自分で作ると細部までよく見るから、楽しいね。 2022 バーレーンGP ギャップグラフ

メルボルンで投入されると考えられるメルセデスのメジャーアップデート

出典: www.formula1.com マーク・ヒューズが、今週末のオーストラリアグランプリで、シルバーアローがパフォーマンスの改善を狙ってメルセデス W13 に投入してくる大規模なアップデートを予測する。技術イラストは、ジョルジョ・ピオラの提供。 メルセデス…

ラップタイムチャートを作ってみた(その2)

F1

前回の続きで、全ドライバーのチャートを作ってみた。 drive.google.com

ラップタイムチャートを作ってみた

F1

GPニュースで川井ちゃんが大変、大変と言っているので、実際に作ってみた。いや、かなり前から、作ってみたかったんだよね。GPニュースを見ながら、Excel で作ったのが、これです。 第2戦 サウジアラビアGPのラップチャート

レッドブルとフェラーリ、大きく異なったジェッダ対策

出典: www.formula1.com サウジアラビアでは、レッドブルとフェラーリがトップを奪い合ったが、このふたつのチームは、異なるやり方でペースを積み上げてきた。マーク・ヒューズが、ジョルジョ・ピオラの技術イラストともに、それぞれのセットアップのアプ…

2022年 F1第2戦 サウジアラビアGP 決勝

キャリア初ポールを獲得したセルジオ・ペレス(レッドブル)がホールショットを決め、序盤のレースを順調に引っ張るが、アンダーカット回避のピットストップ直後に SC 導入され4位に後退。優勝争いはシャルル・ルクレール(フェラーリ)とマックス・フェルス…

バーレーンでのフェラーリ1-2フィニッシュの裏にあるパワーユニットの躍進

出典: www.formula1.com バーレーンでは、フェラーリの新車 F1-75 が1-2フィニッシュを飾った。マーク・ヒューズが、その鍵となるコンポーネントの一つ、Tipo 066/7 パワーユニットを解説する。 フェラーリが素晴らしいマシン F1-75 を開発したことは、もは…

各チームの声(メルセデス勢抜粋) - バーレーンGP決勝

メルセデスの PU カスタマーが下位に沈んだということで、それらのチームとワークスの声をピックアップしてみたが、みんな車体に問題があると考えていて、PU に依存する問題は見受けられない。 単なる偶然ということですね。ジェッダで様相が変わる可能性は…

2022年 F1開幕戦 バーレーンGP 決勝

フェラーリが新時代の F1 で完全復活。シャルル・ルクレールがポール・トゥ・ウィン、チームメイトのカルロス・サインツは3番グリッドから2位表彰台、劇的な1-2フィニッシュで2022年は幕を開けた。3位には5番手を我慢強く走行したルイス・ハミルトン(メルセ…

バーレーンGPまでにポーパシングの解決方法を見出すチームは?

出典: www.formula1.com マーク・ヒューズが、プレシーズンテスト期間中の、ポーパシングの軽減を図る各チームの取り組みを解説、更にバーレーングランプリへ向けて、この問題のベストソリューションを見出したチームはどこなのか、分析する。 バルセロナと…

バーレーンの公式テストで嵌まるパズルのピースとは?

出典: www.formula1.com マーク・ヒューズが、公式プレシーズンテストで多くの人が見過ごしている一面を解説する。今シーズン、ピレリタイヤが果たす重要な役割とは... トラック上での争いを促進しようと F1 が続けている取り組みにおいて、新世代のピレリ…

2022年 F1 コンストラクターズ順位予想

F1

今年は新規約なのでどうしようか迷ったけど、やっちゃったから一応、載っけておこう。ちなみに評価したのはプレシーズテスト初日。テストの情報を仕入れる前にやってるけど、その前に何チームかはローンチしていてマシンを見ているし、よねやん(F1 LIFE)の…

2022年型マシンのフロアに施されているカールや波打ち処理の目的は?

出典: www.formula1.com バルセロナでのシーズン前の走行では、2022年の F1 マシンを初めて確認できたが、フロアの側面エッジは非常に興味深いものだった。このエリアが重要な理由、メルセデスを始めとする何チームかが独自のアプローチを捨てない理由を、…

ロータス79、驚異のグランドエフェクト

出典: www.formula1.com 2022年、F1 は規約を一新し、新たなグランド・エフェクト時代へと乗り出す。この話題は2018年の8月に初めて取り上げたが、今回マーク・ヒューズとジョルジョ・ピオラが紹介するのは、技術革新的な傑作であるロータス 79 ―― 1978年、…

2022年に見直されるサスペンションによって序列の変化は起こるのか?

出典: www.formula1.com 新レギュレーションではサスペンション一式が簡素化され、このめったに言及されることはないものの、マシンの挙動に大きく影響する要素に対し、ベストなデザインやパッケージは何なのか、各チームは徹底的に再評価をおこなうことと…

2022年のリアウィングは、ゲームチェンジャーとなるべくどのような設計がされているのか

出典: www.formula1.com 新しい空力レギュレーションが掲げる目標という視点から、過去2回の TechTuesday では、新型のフロントウィングと、アンダーフロアの解説をおこなってきた。これに続く最後のプロセスが、新型のリアウィングである。これは、マシン…

2022年の新型フロアは、どのように接近戦を促進するのか

出典: www.formula1.com 前回の Tech Tuesday に引き続き、2022年に刷新される F1 のルールをマーク・ヒューズが解説していく。今週は、マシンの新型フロアと、それによる各チームの設計哲学の変更や、トラック上での争いの変化を確認する。 2022年の新しい…

2022年に刷新されるフロントウィングは、どのようにオーバーテイクを促進するのか

出典: www.formula1.com 来月にはテストが始まり、2022年の F1 マシンがいよいよトラックを走ることになる。導入される革新的な空力レギュレーションの目的は、追従してもグリップを失わないマシン造りである。 どのような空力コンセプトであっても、話はフ…